けんぼーAI活用メモ
2026年10月2日OpenAI dots海外の使用報告

OpenAI dots、
海外の人は何をやらせた?
使ってみた報告10件

9月29日にOpenAIが発表したdots。役割を渡しておくと、こっちが話しかけなくても仕事を進めてくれるAIです。発表から3日、海外の記者や利用者が実際に触った報告が出てきたので、僕が読み比べて10件にまとめました。

ここに載せたのは、OpenAIの公式デモと、記者・利用者が自分で試した報告です。僕自身が10件を試したわけではありません。どれも数時間〜数日の試用で、成功率や長期の安定性はまだ誰も検証していません。各事例に「割り引いて読むところ」を付けています。

WHAT IS DOTSdotsって何がちがうの?

普通のChatGPTは、聞いたら答えてくれる相手です。dotsは「この仕事は任せた」と担当を渡す相手、というのが一番近いと思います。dot(1体のAI)ごとに専用のクラウド上のパソコンがあって、許可したアプリとつながり、こっちがチャットを閉じたあとも作業を続けます。

1担当を決める何を見て、何を仕上げるかを伝える
2勝手に調べて準備つないだメールや資料を見て、下書きや提案を持ってくる
3最後は人が決める送信・購入・削除などはルールで止められる

ポイントは、頼まれる前に自分から調べに行く「proactive research」。ただし報道によると、この自発的な調査は読み取り専用で、メッセージの送信や、アプリの中身の書き換えはできない作りです。何を許可して、何を確認制にするかは自分でルールを決められます。

10 CASES海外で報告された10件

出どころは3種類あります。どこから来た話かはラベルで分けました。

OpenAI公式 開発元のデモ・社員の投稿 記者の試用 メディアの実地レビュー 利用者の報告 本人のブログ・動画

01
Platformer・Casey Newton記者 記者の試用

保険の質問票を、賃貸契約書と市のサイトを調べて埋めた

会社の保険ブローカーから届いた質問票(建物の構造など)を任せたら、dotが賃貸契約書を見つけ、市のサイトや予算資料を調べて、追加の質問もしながら2問を除いて回答。ほかに弁護士宛てメールの下書き、会議の文字起こしからの次回アジェンダ作り、パネル登壇の準備資料も作らせています。記者の見立てでは、2時間ぶんほどの仕事を15分の指示で済ませた感覚だそうです。

割り引いて読むところ2時間・15分は本人の体感で、計測した数字ではありません。答えられなかった2問の中身も書かれていません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)ASPの提携申請や、案件ごとのアンケート・申込フォームの下書き。自分の過去投稿や実績メモから答えを拾わせて、送るのは自分で。

出典:Platformer(2026-09-29)

02
OpenAI公式の再デモ動画 OpenAI公式

電話で頼んだら、翌日の出張の便とホテルを探してきた

音声通話で「明日15時にハリウッド、会社の規定内、払い戻しできる便で」と依頼。dotは便の候補と空港からの移動時間を出して正午着を勧め、ホテル候補を写真と地図つきでチャットに送ってきました。同じ通話のなかで、ユーザーの声が集まるSlackチャンネルの分析と、未返信メッセージの返信案づくりも並行で頼んでいます。

割り引いて読むところ開発元のデモです。動画の中では予約は進行中のままで、最後まで完了したかは映っていません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)移動中に話しかけて、今日の投稿ネタ出しと、昨日の投稿へのリプの返信案を同時に頼む。手が空いていない時間を下準備に回せます。

出典:OpenAI「The dots demo, take two」(YouTube)

03
Peter Yang氏(YouTube) 利用者の報告

YouTube300本・コメント1,800件を読んで、伸びるテーマを5つ出した

プロダクト系の発信者Peter Yang氏は、自分のdotに過去動画300本超とコメント1,800件超を分析させ、視聴者が反応しているテーマを5つに整理させました。かかった時間は約30分と話しています。

割り引いて読むところ件数と時間は本人の発言です。出てきた5テーマで実際に再生数が伸びたかは、まだ分かりません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)自分の投稿についたリプやオプチャの質問を読ませて、皆さんが本当に知りたがっていることを並べてもらう。次の投稿テーマの元ネタになります。

出典:Peter Yang氏の動画/X投稿

04
Peter Yang氏(同じ動画の別テスト) 利用者の報告

Slackコミュニティを全部読んで、運営を採点した

同じ動画で、自分が運営するSlackコミュニティの全スレッドを読ませ、運営の出来を採点させています。結果はA-で、改善案が3つ。約7分だったそうです。友人の講座について、競合を調べてLPの改善案を3つ出させるテストもしています。

割り引いて読むところ採点の基準はdot任せで、改善案を実行した結果までは出ていません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)オプチャやコミュニティのやり取りを読ませて、質問が多いのに答えきれていない話題を洗い出す。運営の見直しの叩き台に。

出典:Peter Yang氏の動画

05
Futurepedia(YouTube・早期アクセス) 利用者の報告

3つのスキルをつないで、動画の導入・動く図解・サムネまで作った

AIツール紹介チャンネルのFuturepediaは、導入文を書くスキルで3案を出させ、dotが1案を選択。その案をモーショングラフィックス用のスキルに渡し、別のスレッドでサムネも作らせました。通話で「磁石入りの木製アート」を探させたら、似た商品のリンクを4件送ってきたとも話しています。

割り引いて読むところ出来の良し悪しは本人の感想です。同じ動画では、dotをリセットしたあとにクラウドPCが止まる不具合も出ています。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)伸びた投稿の型でリライト → 画像づくり → 予約前のチェック、を工程ごとに分けて順番に流す。1回で全部やらせるより、途中で確認しやすくなります。

出典:Futurepediaの動画

06
Noam Brown氏(OpenAI研究者のX投稿) OpenAI公式

定期課金を見直して、年500ドルほど浮かせた

週末に試したところ、年に約500ドル分の定期課金を減らす方法を見つけてきたそうです。本人がいちばん驚いたのは、カスタマーサポートとのテキストのやり取りを、自分の代わりに最後まで進めたことだと書いています。

割り引いて読むところ投稿者はOpenAIの社員です。金額は本人の申告だけで、どのサービスをどう解約したかの詳細はありません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)使っているツール代の棚卸し。予約投稿ツール、画像生成、分析ツールなど、気づけば重なっている月額を一覧にしてもらう。解約の手続きは自分で。

出典:Noam Brown氏のX投稿

07
Julian Goldie氏(AI Profit Boardroom) 利用者の報告

レストランの席を約5分で予約した。ただし結論は「まだ様子見」

発売日に試したGoldie氏は、調べものをPDFにまとめる、Webサイトとクイズを作る、レストランの席を取る(約5分)などはこなしたと報告。サイトのデザインは予想以上によかったそうです。一方で、通話ボタンが動かない、アバター作りに20〜30分、簡単な調べものでもクラウドPCの起動に約2分かかったとも書いていて、今すぐ乗り換えるほどではないという結論でした。

割り引いて読むところ1人の発売日の試用です。遅さや不具合は、提供開始直後で混んでいた影響もあり得ます。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)セミナーや交流会の空き確認、打ち合わせ候補日の洗い出しなど、5分で済むけど地味に面倒な用事から。最初から大きな仕事は渡さない方が気が楽です。

出典:AI Profit Boardroom(2026-09-30)

08
Matt Paige氏(Substack) 利用者の報告

動画編集ソフトDescriptで、短い動画を1本編集した

Paige氏はdotに短い紹介動画の編集を任せました。dotは公式のデモ映像を探してきて、ナレーションに合わせて画面分割・差し込み映像・字幕・ロゴを入れたそうです。本人が一部を直すと、似た箇所にも同じ修正を広げたとのこと。ナレーションの吹き込みと最終判断は本人です。

割り引いて読むところ失敗の記載がない、良かった点中心の報告です。他の人が同じ手順で同じ仕上がりになるかは分かりません。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)Threadsに載せる短い動画の字幕入れや、同じ型の量産。最初の1本は自分で直して、その直し方を覚えさせる使い方が合いそうです。

出典:Matt Paige氏のSubstack

09
Alphaguru.ai(Substack) 利用者の報告

メールに埋もれた自動処理の失敗通知に、自分から気づいた

頼んでいないのに、dotがGmailの中にあった開発ツール(GitHub)の失敗通知を見つけ、原因を調べて直し方を提案してきたそうです。ただ筆者は、便利かもしれないとしつつ「誰が頼んだの?」という引っかかりも正直に書いています。

割り引いて読むところ提案までの話で、修正がうまくいったかは書かれていません。記事タイトルも期待外れという評価です。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)自動投稿やツール連携を回している人は、エラー通知の見落とし番に。止まっていたのに何日も気づかない、が一番もったいないので。

出典:Alphaguru.ai(2026-10-01)

10
The Neuron・Corey Noles氏 記者の試用

メールの返信を、確認する前に送ってしまった

簡単なメールの対応を頼んだところ、dotは返信を書いて、本人が見る前に送信。読み返すと文面は問題なかったものの、焦ったそうです。そこで「送る前に見せて」とルールを伝え直しています。

割り引いて読むところ今回は文面が無事だっただけ。最初に何も決めないと、こういう動き方をすることがある、という報告として読むのが正しいと思います。
Threads発信者ならこう使う(僕の応用案)投稿・DM返信・オプチャの発言は、作るのはOK・出すのは確認してから、を最初の指示に入れておく。アカウントの信用は戻すのが大変なので、ここだけは先に決めておきたいところ。

出典:The Neuron(2026-09-30)

NOT PERFECTうまくいかなかった報告

良い話だけ集めると判断を間違えるので、失敗の報告も並べておきます。

発表会の生デモで止まったOpenAIの担当者が「昨夜のユーザーテストの要点を教えて」と声で頼んだところ、約10秒沈黙し、「まだ確認中」と返したまま進まず。担当者は冗談で流して次へ進みました。
出典:Futurism
失敗したのに、失敗と言わなかったPeter Yang氏のdotは、文字起こしからニュースレターを下書きする仕事で、Substackのログインに失敗。でも失敗したとはっきり知らせてこなかったそうです。作業が1本の長いスレッドに混ざって追いにくい、という指摘も。
出典:Peter Yang氏の動画(事例03と同じ)
機能が動かない・遅い通話ボタンが反応しない、アバター作りに20〜30分、クラウドPCの起動に約2分(Julian Goldie氏)。リセット後にクラウドPCが止まった(Futurepedia)。
出典:事例05・07と同じ
何も決めずに頼むと、送信まで進むことがある事例10のとおり。自発的な調査は読み取り専用でも、頼んだ仕事の中では送信まで進むことがあります。

結局、作った・送ったと、自分の環境で正しく使えるは別物です。とくに数字、送り先、公開範囲は、完成画面だけ見てOKにしない方がいいです。

BEFORE YOU START使う前に知っておくこと

発表2026年9月29日(OpenAI DevDay)
使えるプランPro・Business Premium。Enterprise/Eduなどは管理者が有効にした場合のベータ版。Proのどの価格帯から使えるかは報道で情報が割れているので、自分の画面で確認してください。
地域ProはEEA・スイス・英国では対象外と報じられています。反映まで日数がかかることもあるようです。
作り方デスクトップアプリかPCのブラウザから作成。スマホのブラウザからは作れません。
数まずは1体。複数のdotをチームで動かす機能は今後対応予定と発表されています。
安全の仕組み自発的な調査は読み取り専用。カスタムルールで「許可/確認が必要/禁止」を決められる。パスワード変更などは本人が操作。

※ 2026年10月2日時点で報道と公式案内をもとに整理。料金・対象地域は変わることがあるので、最新は公式ページで確認してください。

FIRST PROMPT最初に渡す依頼文

いきなり全部任せず、1つの仕事・読むだけ・出す前は確認、から始めるのがおすすめです。Threads発信者向けに書くとこんな感じ。

毎朝8時に、僕のThreadsの直近3日の投稿についたリプと、メールに来た問い合わせを確認して。よく聞かれていること、返していない質問、次の投稿ネタになりそうなものを3つずつ、元の投稿リンク付きで短くまとめてください。最初は読む・まとめる・下書きを作るところまで。投稿、返信、DM、購入、削除、外部への送信は、先に僕に見せて確認を取ってからにしてください。

※ この依頼文は僕が作った例で、実際にdotで動かした結果ではありません。つなぐアプリや権限によって、できる範囲は変わります。

Threadsアフィの伸ばし方や、AIをどう組み込むかの話はオプチャでしています。気になった人はどうぞ。

けんぼーのオプチャを見る

SOURCES調べ方と出典

2026年10月2日に、OpenAIの発表を報じた記事、記者の実地レビュー、利用者のブログ・動画・X投稿を確認しました。OpenAIのデモと社員の投稿は開発元側の情報、それ以外は各人の自己報告です。第三者が同じ条件で試して確かめたものではありません。各事例の「Threads発信者ならこう使う」は僕の応用案で、dotで実行した結果ではありません。